【メイン】
・豚肩ロース肉(豚カツ用)：2枚(180g)
・里芋：2個(160g)
・にんじん：1/3本
・ねぎ：1本
・にんにく：1かけ

【A】
・水：650ml
・酒：大さじ2
・うす口しょうゆ(なければ同量のしょうゆでよい)：小さじ1
・昆布(5cm四方/あれば)：1枚
・柚子の皮(5mm角に切る)：適量
・練りがらし：適量
・塩

①豚肉は半分の長さに切り、ポリ袋に入れます。塩小さじ1弱（肉の重さの約3％）を加え、全体に味がなじむようによくもみ込みます。そのまま15分ほど置いたら、熱湯にさっとくぐらせ、表面の色が変わった段階で取り出します。次に冷水を入れたボウルに移して軽く冷まし、ざるに上げて水気をしっかり切ります。

②里芋は丁寧に皮をむき、縦半分に切って食べやすいサイズにします。にんじんはやや大きめの乱切りにして、食感を残すのがポイントです。ねぎは4?5cmほどの長さに切りそろえ、火を通したときに甘みが出るように準備します。

③鍋に豚肉、里芋、にんじん、ねぎ、にんにくを順に入れ、【A】の調味料を加えます。落としぶたをして強火で加熱し、沸騰したら弱火に落として約20分間じっくり煮込みます。具材に味が染み込んだら器に盛り付け、仕上げに柚子の皮を飾ります。お好みで練りがらしを添えれば、香りと辛味が引き立つ一品に仕上がります。

このレシピ「かんたん塩豚の和風ポトフ」は、シンプルな手順で作れるのに本格的な味わいを楽しめる一品です。初心者でもおいしく仕上げるためのポイントは、まず豚肉への塩のもみ込み方にあります。塩をしっかりなじませることで、肉のうまみを閉じ込め、水分が逃げにくくなり、柔らかく煮えるのです。15分ほど置いてから熱湯にさっとくぐらせることで、表面の汚れや余分な脂を落とし、煮汁が濁らず澄んだ仕上がりになります。このひと手間が、見た目にも上品で雑味のない味を作る秘訣です。

また、野菜の切り方も大切なポイントです。里芋やにんじん、ねぎなどは大ぶりにカットすることで煮崩れを防ぎ、具材の存在感をしっかり残せます。食感の違いも楽しめるので、箸を進めるごとに味と香りの変化が感じられます。柚子の皮を添えると香りが立ち、練りがらしを加えることで味にアクセントが生まれ、やさしい中にも引き締まった風味に。基本を押さえれば、素材のうまみが自然に引き立つ和風ポトフが誰でも簡単に作れます。

今回はかんたん塩豚の和風ポトフを紹介しました。

頑張れば初心者でも作れますし、一生の財産になる名レシピですので是非チャレンジしてみてください。



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